ポルシェ911 カレラ 993 グローバルジグ フレーム修整
骨格部のパネル交換を終えた、ポルシェ911 カレラ 993
各パネルの仮合わせ作業の前に、
新品左右ボンネットヒンジの塗装。

何気に取り付けされていたヒンジと見比べたら
これだけ変形があったのには少々驚き。

良くこれでボンネットが取り付けされていたもんだね、、。
塗装を終えたヒンジを、車体側に取り付けしてから、

ボンネット、左右フロントフェンダーと位置合わせ作業。

次にボンネットロックを取り付けして、閉まり具合を調整して
各パネルの隙と面を確認。

ジグに記載されている数値で、各パネルを取り付けしているので、
問題なく取り付けされているのではあるのだが、
ここで合わなかったら大変な事、、。
ジグを使って修整していると、こうした外板パネルの位置合わせ
かなり上手く作業進むのだが、これは左右の高さと幅のズレがないから。
ちなみにポルシェの場合、ジグを使ってパネル取り付けしない作業となると
こうしたチャートを使っての取り付け作業となるのだが、
これでは基準となる所がなくて、まずパネル取り付け位置は、
出てこないと思う、、。

これは、ポルシェから出ている993のチャートなのだが、
フレーム修整はジグを用いての修理方法が基準となっているので、、。
最後に、フロントバンパーを仮付けして位置確認に問題なかったので、

各パネルの位置確認作業出来上がり。

無事合ってくれて、一安心といったところか。(笑)

ここで再度パネルを取り外しして、
フェンダーエプロン後方部の変形修理。

ウオッシャータンク固定ブラケットを取り外しして、
変形部を引き作業にて修整後に、

新品ブラケットを取り付け固定して、修理完了~。

次に、フェンダーエプロンとフロントパネル交換において、
MIG溶接した所の

溶接頭部をグラインダーで削り落として



内板骨格部パネル交換作業完了~。

室内側から見るとこんな感じの仕上がり。


各パネルの仮合わせ作業の前に、
新品左右ボンネットヒンジの塗装。

何気に取り付けされていたヒンジと見比べたら
これだけ変形があったのには少々驚き。

良くこれでボンネットが取り付けされていたもんだね、、。
塗装を終えたヒンジを、車体側に取り付けしてから、

ボンネット、左右フロントフェンダーと位置合わせ作業。

次にボンネットロックを取り付けして、閉まり具合を調整して
各パネルの隙と面を確認。

ジグに記載されている数値で、各パネルを取り付けしているので、
問題なく取り付けされているのではあるのだが、
ここで合わなかったら大変な事、、。
ジグを使って修整していると、こうした外板パネルの位置合わせ
かなり上手く作業進むのだが、これは左右の高さと幅のズレがないから。
ちなみにポルシェの場合、ジグを使ってパネル取り付けしない作業となると
こうしたチャートを使っての取り付け作業となるのだが、
これでは基準となる所がなくて、まずパネル取り付け位置は、
出てこないと思う、、。

これは、ポルシェから出ている993のチャートなのだが、
フレーム修整はジグを用いての修理方法が基準となっているので、、。
最後に、フロントバンパーを仮付けして位置確認に問題なかったので、

各パネルの位置確認作業出来上がり。

無事合ってくれて、一安心といったところか。(笑)

ここで再度パネルを取り外しして、
フェンダーエプロン後方部の変形修理。

ウオッシャータンク固定ブラケットを取り外しして、
変形部を引き作業にて修整後に、

新品ブラケットを取り付け固定して、修理完了~。

次に、フェンダーエプロンとフロントパネル交換において、
MIG溶接した所の

溶接頭部をグラインダーで削り落として



内板骨格部パネル交換作業完了~。

室内側から見るとこんな感じの仕上がり。


Posted on 2017/02/18 Sat. 20:56
TB: --
CM: --
ポルシェ911 993カレラ グローバルジグ フレーム修整
ポルシェ911 993カレラ グローバルジグ フレーム修整
各パネルを取り外しして、骨格の修整後に新品パネル交換。



今回使用する新品パーツはフロントパネル

右サイドパネル

そして、左フェンダーエプロンパネル

このフェンダーエプロンに関しては、パネル構成上
このままそっくり丸ごと交換することは出来ないので、

今回作業上交換に必要な部分を、取り外し作業となり、
まずはパネルを2分割にカットしてから、

不要な所のスポット溶接の取り外し作業~。



取り外しを終えたパネル、

この部分を使用してパネル交換作業となり、

まずは、防錆処理後に、

これらパーツを用いて仮合わせ作業のもと、
位置関係を確認。

ポルシェの場合、ボディ構成が特殊で
フレームに対して計測用のホールなどが全くなくて、
フロントパネルのバンパーホースメントの固定ナットが
位置出しとなっており、このフロントパネルが
正確な位置に取り付けできないと、
すべての部品が上手く合わなくなってしまう所なので、
こうしたジグ式フレーム修整機でないと、骨格修理は難しいです。
高さが一番問題で、最後に、ボンネットの面が合わなくなります、、。
作業順番も、フロントパネルをジグにて
基準値に取り付け固定してから、

左フェンダーエプロンパネルを仮合わせとなり、
一般的な作業手順と逆になります。


あと、ヨーロッパ車の場合、アッパーパネルの寸法図などはまったくなく、
ジグ式修整機を使っての骨格寸法のみなので、
アッパーパネルに関しては、寸法の計測はなしとなります。

各部取り付け位置で問題なければ、
あとは、スポット溶接とMIG溶接にて
パネルを取り付け~。



最後に、右サイドパネルを取り付けして、

骨格部の新品パネル交換作業完了~。


これで外装部品、上手く合ってくれるかなぁ~?
各パネルを取り外しして、骨格の修整後に新品パネル交換。



今回使用する新品パーツはフロントパネル

右サイドパネル

そして、左フェンダーエプロンパネル

このフェンダーエプロンに関しては、パネル構成上
このままそっくり丸ごと交換することは出来ないので、

今回作業上交換に必要な部分を、取り外し作業となり、
まずはパネルを2分割にカットしてから、

不要な所のスポット溶接の取り外し作業~。



取り外しを終えたパネル、

この部分を使用してパネル交換作業となり、

まずは、防錆処理後に、

これらパーツを用いて仮合わせ作業のもと、
位置関係を確認。

ポルシェの場合、ボディ構成が特殊で
フレームに対して計測用のホールなどが全くなくて、
フロントパネルのバンパーホースメントの固定ナットが
位置出しとなっており、このフロントパネルが
正確な位置に取り付けできないと、
すべての部品が上手く合わなくなってしまう所なので、
こうしたジグ式フレーム修整機でないと、骨格修理は難しいです。
高さが一番問題で、最後に、ボンネットの面が合わなくなります、、。
作業順番も、フロントパネルをジグにて
基準値に取り付け固定してから、

左フェンダーエプロンパネルを仮合わせとなり、
一般的な作業手順と逆になります。


あと、ヨーロッパ車の場合、アッパーパネルの寸法図などはまったくなく、
ジグ式修整機を使っての骨格寸法のみなので、
アッパーパネルに関しては、寸法の計測はなしとなります。

各部取り付け位置で問題なければ、
あとは、スポット溶接とMIG溶接にて
パネルを取り付け~。



最後に、右サイドパネルを取り付けして、

骨格部の新品パネル交換作業完了~。


これで外装部品、上手く合ってくれるかなぁ~?
カテゴリ: ポルシェ911カレラ TYPE 993
[edit]
Posted on 2017/02/09 Thu. 21:03
TB: --
CM: --
ポルシェ911 993 グローバルジグ フレーム修整
骨格部の再修理分のポルシェ911 993、
事故による入力方向などはまったく解らないのだが、
とりあずはグローバルジグチャートに記載されている数値に
骨格部の修整からで、引き作業から。


フロントパネルとフェンダーエプロンは、
過去の引き作業で引き千切ってあり
そこを溶接作業した跡があったりしており、
とりあえず粗だし作業は終えた感じだったので、
邪魔だったのでカットしてポィ、、、。



ここで、エアコンのエパポとエキパンを交換するにあたり、
エアコンユニットAssyの取り外し。



取り外しして見たら、やはりダメだったし、、。

ほとんどが、ここからガス漏れありの状態のところ。
これでフロント部には何も部品ない状態になり、
色々と目視にて波及を確認したのだが、
どうしてここがこんなに修理跡があるのだろと、すごく疑問?

別事故なのか、さっぱり解らないわ、、、。
考えていても、どうしうもないので、
引き続き数値に骨格修整作業~。



一度引き作業しているためなのが、
なかなか思うように下がらなかったフレーム。

左右共、他も全体に上方向に上がっていた状態。

これで基準値でのジグが取り付け出来たので、


さらに、パネルの取り外し作業へ~。





この状態で、サイドメンバーのリインホースメントを使って
ストラット後方にあるシワ取りのため、引き作業。

やっとここで、ガッ-ンと力加えられた修整作業。

これで骨格の修整は終わりなのだが、
やはり一度修理した作業のあとの骨格修整
さっぱり訳解らんし、シワもなかなかで伸びないし、大変だわ、、。
事故による入力方向などはまったく解らないのだが、
とりあずはグローバルジグチャートに記載されている数値に
骨格部の修整からで、引き作業から。


フロントパネルとフェンダーエプロンは、
過去の引き作業で引き千切ってあり
そこを溶接作業した跡があったりしており、
とりあえず粗だし作業は終えた感じだったので、
邪魔だったのでカットしてポィ、、、。



ここで、エアコンのエパポとエキパンを交換するにあたり、
エアコンユニットAssyの取り外し。



取り外しして見たら、やはりダメだったし、、。

ほとんどが、ここからガス漏れありの状態のところ。
これでフロント部には何も部品ない状態になり、
色々と目視にて波及を確認したのだが、
どうしてここがこんなに修理跡があるのだろと、すごく疑問?

別事故なのか、さっぱり解らないわ、、、。
考えていても、どうしうもないので、
引き続き数値に骨格修整作業~。



一度引き作業しているためなのが、
なかなか思うように下がらなかったフレーム。

左右共、他も全体に上方向に上がっていた状態。

これで基準値でのジグが取り付け出来たので、


さらに、パネルの取り外し作業へ~。





この状態で、サイドメンバーのリインホースメントを使って
ストラット後方にあるシワ取りのため、引き作業。

やっとここで、ガッ-ンと力加えられた修整作業。

これで骨格の修整は終わりなのだが、
やはり一度修理した作業のあとの骨格修整
さっぱり訳解らんし、シワもなかなかで伸びないし、大変だわ、、。
カテゴリ: ポルシェ911カレラ TYPE 993
[edit]
Posted on 2017/01/30 Mon. 21:32
TB: --
CM: --
ポルシェ911カレラ TYPE 993
ポルシェ911カレラ TYPE 993 、
骨格修正のため、グローバルジグへ移動して、
まずはジグ固定から。

グローバルジグ専用チャートを見ながら

固定と修正をしながら、車をセット。

まず最初に、993の場合骨格の基準となっている
フロントバンパーホースメントの固定ボルト穴を、
計測て見たら、左右共これだけ高さにズレあり。


左右共、高さで10mm、右方向に7mmズレがある事が数値上計測出来き、
それと共に、左で8mm右で5mm長さが足りないことも解ったのだが、
どうして右側も、中方向に入っているのか凄く疑問点。
とにかく、部品を取り外ししないと波及確認が出来ないので、
付属部品の取り外しからで、燃料タンク取り外して


右側フロントフェンダーを取り外ししてから、

エンジンオイルクーラーとATオイルクーラーも

取り外し~。

これでフロント周りは骨格だけの状態へ。


目視にて事故跡のシワを確認していくと、
あっちにもこっちにもあり、どうなっていたのか全く解らないし(笑)

事故があったことだけは、間違いないし、、、(笑)

中から見るとこんな感じで、

引き作業時に、鋼板を裂いてしまったのだろうか、
溶接して修正跡あり。
フロントフェンダー取り付けボルト穴も、
すべて長穴加工されてます。

最後にストラット取り付け部の計測のため、測定機具を取り付けして

ボディチャートを見ながら、骨格の修正作業する
ポルシェ911カレラなのだか、

一度形になっている状態での骨格修正作業、
入力方向がさっぱり解らないので、
修正作業解らない事だらけです。
骨格修正のため、グローバルジグへ移動して、
まずはジグ固定から。

グローバルジグ専用チャートを見ながら

固定と修正をしながら、車をセット。

まず最初に、993の場合骨格の基準となっている
フロントバンパーホースメントの固定ボルト穴を、
計測て見たら、左右共これだけ高さにズレあり。


左右共、高さで10mm、右方向に7mmズレがある事が数値上計測出来き、
それと共に、左で8mm右で5mm長さが足りないことも解ったのだが、
どうして右側も、中方向に入っているのか凄く疑問点。
とにかく、部品を取り外ししないと波及確認が出来ないので、
付属部品の取り外しからで、燃料タンク取り外して


右側フロントフェンダーを取り外ししてから、

エンジンオイルクーラーとATオイルクーラーも

取り外し~。

これでフロント周りは骨格だけの状態へ。


目視にて事故跡のシワを確認していくと、
あっちにもこっちにもあり、どうなっていたのか全く解らないし(笑)

事故があったことだけは、間違いないし、、、(笑)

中から見るとこんな感じで、

引き作業時に、鋼板を裂いてしまったのだろうか、
溶接して修正跡あり。
フロントフェンダー取り付けボルト穴も、
すべて長穴加工されてます。

最後にストラット取り付け部の計測のため、測定機具を取り付けして

ボディチャートを見ながら、骨格の修正作業する
ポルシェ911カレラなのだか、

一度形になっている状態での骨格修正作業、
入力方向がさっぱり解らないので、
修正作業解らない事だらけです。
カテゴリ: ポルシェ911カレラ TYPE 993
[edit]
Posted on 2017/01/24 Tue. 21:27
TB: --
CM: --
ポルシェ911カレラ TYPE 993
先日ボンネットヒンジ曲がりで異音の原因を探した993
過去の事故修理の不具合箇所が他にもあり、


フロントパネルと、フェンダーエプロンが
形には修正されているのだが、
事故跡だらけの状態、、、。



再修理依頼の相談があり、最初はお断りしていたのだが、
知らぬ間に問題の中に入っていた感じ。(笑)
この状態では、車として売ることも出来ないので、
なんとかならないかと思い、現状確認作業から始め、
次にまずは各部部品外しから。


エアコンコンデンサー取り外し、

フェンダーエプロンの裏側の状態

さらにフロントフェンダー取り外ししたら、こんな状態、、。




ボルト類はポルシェのではないし、

配線の通り方も違うし、、。


どう作業しょうかと色々と悩んだのだが、
内板骨格パネル交換で再修理することにしました。(笑)(笑)(笑)
さて、どうなることやら、、、。
過去の事故修理の不具合箇所が他にもあり、


フロントパネルと、フェンダーエプロンが
形には修正されているのだが、
事故跡だらけの状態、、、。



再修理依頼の相談があり、最初はお断りしていたのだが、
知らぬ間に問題の中に入っていた感じ。(笑)
この状態では、車として売ることも出来ないので、
なんとかならないかと思い、現状確認作業から始め、
次にまずは各部部品外しから。


エアコンコンデンサー取り外し、

フェンダーエプロンの裏側の状態

さらにフロントフェンダー取り外ししたら、こんな状態、、。




ボルト類はポルシェのではないし、

配線の通り方も違うし、、。


どう作業しょうかと色々と悩んだのだが、
内板骨格パネル交換で再修理することにしました。(笑)(笑)(笑)
さて、どうなることやら、、、。
カテゴリ: ポルシェ911カレラ TYPE 993
[edit]
Posted on 2017/01/20 Fri. 21:08
TB: --
CM: --
| h o m e |