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輸入車によくあるケースですが、内張のトリムでプラスチック部の質感を高める目的とキズが付きにくくする為で薄いフイルム状のビニールが貼ってあるのですが、これが新車から3.4年位経つと剥がれてきたり、柔らかく溶けた様にネチャネチャになったりするのが多くあります。
今回の作業しましたのは車の部品はアルファロメオですが、センターコンソールパネル表面のビニールの皮膜が柔らかく溶けた様なり部品交換も考えたのですが、幾ら部品交換しても商品に問題があるので又3年位しますと柔らかく溶けた状態になってしまいますので、塗装して仕上げる事にしました。
但し、塗装するにしても塗料も石油製品でありますので、この柔らかくなってますビニールの皮膜を取り除かないとシンナーで侵されてしまい塗装出来ません。 でも、この皮膜をどう取り除くか色々と考えシンナーで拭いた所ボロボロと取れたのでこの方法で除去しましたが、取れると同時にプラスチックの表面も柔らかくなり注意しながらの拭き取り作業でしたが。
すべてを拭き取り後、プラスチック表面の下地調整も兼ねてプライマー塗装後サフェサーを塗装してます。 写真一番上がサフェサー塗装後になります。 その後、上塗りはグレーのメタリックで塗装して仕上げてますが、凄くいい感じで純正部品の様に出来上がってます。
この作業終えての感想ですが、小さいパネルではありますが結構下地工程に手間が掛かってます。 仕上がりだけを見ますと解らない工程ではありますが、綺麗に仕上げのには下地が重要であり、いかに丁寧に作業するかです。 この作業時間が工賃になるのですが、これを早く安く綺麗に仕上げるのはとても無理であるのですが、今の主流は安さばかりが先行しているのにはいつも疑問に感じます。 私共の仕事は手間仕事でありますので、、、。 |
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カテゴリ: 塗装
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Posted on 2007/06/29 Fri. 00:00
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