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すでに納車してますシーマですが、純正リヤスポイラーを取り外しと取り付け穴を埋めてほしいとの依頼で作業した分です。
まず、純正リヤスポイラーを取り外した所、ボルト固定の為に開いていた穴の数が13個もありました。 通常ですとここまでの数は開いていないのですが、結構大型のタイプのスポイラーの為にボルト固定数も多いので穴の数も多くなってしまってます。 穴の大きさもグロメットが付いていたところが13㎜の穴が5個ボルト固定の8㎜穴が8個あり、これらの穴うめするのですが、作業方法として穴の大きさにあわせた鉄板を切って作りそれを溶接していきます。 よく聞く言葉でパテ埋めと言いますが、パテとは鋼板の凹み部を埋めて形に仕上げる材料であり、決して穴を埋めるための物ではありません。簡易的な作業方法として穴の裏側からガムテープを貼って表面からパテで穴を埋めて仕上げる事も出来ますが、これですとパテ自体は鉄の様に固さがないのと、月日がたつとパテの痩せにより穴の丸い後が出てきてしまいます。 よってパテは穴埋めに使用する物ではなく溶接で埋める作業方法になりますのですが、溶接時に発生します熱で鉄がどうしても歪みが生じます。もちろん歪みが出ない様に溶接しても歪みは発生しますので、最終的にはパテで修整するのですがどうしても広範囲になってしまいパテ研ぎが大変な作業になります。 穴うめ=溶接=熱による歪み=パテでの修整となり、たかが穴と思われるかもしれませんが、作業的には時間と技術を要する作業になってしまう為、場合によっては穴の開いていない中古部品に交換します方が金額的に安く綺麗になりますケースもありますので穴埋めを考えてます方は一度ご相談下さい。 |
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カテゴリ: 修理
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Posted on 2007/11/22 Thu. 00:00
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