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左右フロントフェンダーのツメ折り加工をした現行型のL175S ムーヴカスタムなのですが、この車のフロントフェンダーを塗装ようとすると、まずボンネットがフェンダー上部に覆い被さっており(写真真ん中○印緑色)このままでは裏側が塗装出来ません。 ヘッドライトのレンズの形状についても、3ミリ程フェンダーに向かってレンズのツバが出でいて(写真真ん中○印ピンク色)レンズ表面からマスキングしても裏側に塗料ミストがは入り込み塗料が付着してしまいます。 マスキングテープをスライドして入れ貼ろうとしても、凸の部分になりますので、上手くマスキングは出来ません。 フロントピラー下にある小さい三角窓ガラスですが、接着剤での貼り付けガラスでフェンダーの上にモールが被さるタイプ(写真真ん中○印赤色)の為。塗装時にこのままマスキンクして塗装しても塗料の段付きが生じなかなか綺麗にはなりません。
この3点についての対処方法については、ボンネットは完全に開けてしまうと角がさらにフェンダーに近づいてしまいダメであり、途中まで開けて固定してのマスキング、もしくは取り外しのどちらかになります。 ちなみに、途中まで開け固定してマスキングしてもマスキング作業自体が時間が要するのと、塗料が漏れボディにミストが付着する可能性高くなるので取り外し作業になります。 ヘッドライトについては、取り外すしか対処方法がありません。 三角窓ガラスについては、トリムテープでモールを起こし(写真一番下)て隙間を若干作り塗装となります。
L175Sムーヴのフロントフェンダー塗装今までに3台していますが、いつ塗装しても以外と手間が掛かる車であり作業性が悪い車だなあとの印象を受けると共に、他の工場の方々はどの様に対処して塗装しているのかと思う車です、、。 |
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カテゴリ: 修理
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Posted on 2008/10/01 Wed. 00:00
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各部のパテの面出し修正と平行して、燃料給油口の開口部を穴埋めしました。 話によりますとこの車、走行時の振動で簡単にリッドが開いてしまうのと、燃料タンクを安全タンクに交換するので穴埋めになっており、別にオリジナルにはこだわってはいなくオーナーの意向で作業してます。 ここまできますと、限りなく販売時の新車に近い状態に仕上げるか、もしくはオーナーの好みの車への作り変えで自分だけの車に仕上げるか、どちらかの選択になるのですが、この車については、オーナーの好みへの車作りであり、ボンネットとトランクはFRPにして最終目標はサーキット走行になっております。 ロールバーについては、商品が存在しなく完成後、ロールゲージ製作会社に車を持ち込んで現車合わせでの製作しかなくて、どうしょうかと考えていますが、、。
穴埋めの作業手順は、開口部の大きさに合わせた亜鉛鋼板で作り、その鋼板の周りを付け合わせ溶接するのですが、溶接時の熱でボディのパネルに歪み生じやすく、そうならない要に溶接の仕方を工夫しての溶接作業で、今回の場合ですとすでにリヤフェンダーにパテがしてある為に、熱で歪んでしまいますと鈑金にての修正が出来なく大変であるので、溶接間隔時間を置きながら作業してます。
ちなみに、溶接時の歪みについては溶接した所が局部的に加熱して絞りこんだ事で生じるので、修正するのにはその溶接した所をハンマーリングにて伸ばしてやればある程度歪みは取れますが、裏面にブラケットとかがあり当て板が使えないとこの作業は出来きなく、歪み方が酷いと後の修正が大変になってしまいます。 最後はパテでの成形で、完成になります。 |
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Posted on 2008/10/03 Fri. 00:00
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今年の冬にオーナーと一緒に富山迄引き取りに行った914なのですが、エンジン不調の為ポルシェジャパンで簡単な整備後、程度の良い中古エンジン購入した為に外注にてこの車のエンジンを降ろして頂き、ボディと降ろしたエンジンが工場に有り、ボディについては各部を確認して作業的にはオールペンする事になりました。
ワイパーカウル部と左フロントフェンダー上部に写真の所の様な腐りと左右リヤフェンダー一部に腐り箇所があるのですが、それ以外についてはそれほど酷いサビもなく、年式を考えますと車の状態は良い方だと思います。 何分、この時代の車については今の車の様に鋼板の表面に亜鉛メッキ処理がされていない為にどうてもサビやすく、今となってはフェンダー下部、ステップ部、フロア等の水分のたまりやすい所については腐って穴が開いていて当たり前な状態であり、それを考えますとこの車についてはそういった腐りはないので、やはり状態については良いです。 こういった車については、普段の足として使用せず屋内保管が絶対条件であり、屋外での保管となりますと簡単に腐りボロボロな状態になってしまうので、最終的には車の保管状況が程度の良し悪しになってしまうのですが、、。
あと、作業する上での問題点はパーツの問題であり、ウエザーストリップ関係のゴム製商品については劣化が酷いので交換しなくてはいけないのですが、純正パーツについてはほとんどが無くアメリカ製の社外アフターパーツでの作業になりのですが、困るのがこのアメリカ製アフターパーツの商品については物の良し悪しが非常に大きくて作業はやりにくいのではあるのですが、パーツとしてあるだけまだ良しとしなければならなくて、パーツ揃いについても結構大変であります。 |
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Posted on 2008/10/06 Mon. 00:00
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Posted on 2008/10/08 Wed. 00:00
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昨年黄色のボディから液晶スカラービュ-にオールペンしたポルシェ911(930です)ですが、フロントバンパー修理等で入庫してます。
下記の8日ブログでも紹介してますポルピクに向けて皆さんの注目を集められる車を作ろうと、ボディとエンジン関係を半年以上の月日をかけ仕上げた車であり、ちょうど1年前完成した車で、思い起こせばこの車エンジンが載っていない為に、車本体がホッドロット状態で斜めにかたがっていると同時にタイヤホイールも細い状態でフロントフェンダー加工をしたのを思い出します。 こういったフェンダー等の加工作業の場合ですと、まずホイールのサイズとオフセットを選び、次に車の車高とキャンバー角を決め、その位置にあるタイヤに合わせて作るのが本来のやり方なのですが、この車についてはこの方法でなくほとんど勘での作業になってしまい、これで良いのかなあと悩んで仕上げたのですが、こうして見ますと左右差も無く形になっていて安心している部分でもあります。
あと、完成から1年が経つのですが、色々と各部を確認した所、加工した部分のパテのヒビワレやヤセもなく良好だったのにも安心しました。 こういった作業の場合、車が完成して終わりではなく、その後の加工をした部分パテのヒビワレ等の問題があり、上手く処理しないと簡単に割れてしまいます。 私共の仕事の場合、通常の修理を含め絶対大丈夫な作業方法などはなく、こうやればだぶん大丈夫だろうとの経験等を元に作業していくだけであり、私自身も過去に数社のチューニングショップの仕事をしていた時に、FRP製のブリスターフェンダーやスムージングをボディに取付していたのですが、最初はやり方が解らずにパテは割れてしまって悩ませられその都度作業方法を変えて対処して作業しているのですが、これで絶対大丈夫は無い部分でもあり、今回車を見て何事もトラブルは無く安心出来ました。
作業については、まずフロントバンパーの飛び石修理でキズの部分をパテで修正してサフェサー塗装まで出来てます。
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Posted on 2008/10/10 Fri. 00:00
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