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自分の車に付いてますフロントバンパーなのですが、FRPベースの商品に最初993用のエアダクトに使えた所から始まり、次に両端を延長してワイド加工にして、その次に事故で右側半分を修理したりとしているうちに、FRPとパテの材料の重みででどんどん重くなってしまって、これってFRP製?と疑う程まで重量増加してしまっており、以前からなんとかしなくては思っていた部分だったのですが、今回動かない(ほとんど動く事なく何かしら作業している車なのですが、、、)序でに型取りして、新たにFRPにて軽い商品に作り直そうして、今まで付いていたバンパーを原型部として使って、FRPにて型取り作業を行いました。
離型の問題点から、何個かの分割した型に作る必要があり、角度の問題で抜ける抜けないが決まってくる所でもあり、この辺の形を良く観察しながら悪い頭を使っての適当な計算での元での分割式での型を作り始めたのですが、分割させる数が多かったのもあるのですが、何分仕事を終えた後や休日を利用しての作業で作っていたら、この型を作るのに3週間程掛かってしまったのですが、この大きさで工場内に置いてありますと皆様方から、今度は何しているの?と聞かれる事が多く、私なりにその都度これがこうでと説明するのですが、説明が悪いのか理解してくださる方は誰もなく、逆に友人からお前はいつもこうして自分の車を何かしら作業しているのだか、良く何年も嫌にならずにやっていられるのぁー(笑)と逆に激励されながら、作業を続け作り上げて、最終的に写真一番下の様に型を分割させながら原型部との離型出来ました。ホォ...
ちなみに、ここで離型出来なかったらボディ色に塗装されてます原型部のバンパーと、型取りに使用したFRPの材料と3週間の手間がすべてパーになってしまいゴミとなってします、、、。
次は仕事の合間を見て、この型を使いFRPにてバンパーを製作します。 |
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Posted on 2010/04/01 Thu. 00:00
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過去にもブログにて紹介した事があるのですが、素地の金属(アルミも含む)に対してパテには防錆力はないので、密着性を高める目的で素地の金属面にプライマーを塗装してから、パテ工程となります。
こうした所においては、各塗料メーカーから下処理用のプライマーとして材料が販売されており、作業マニュアルにも素地の金属に対してプライマー塗装してからパテ工程と記載されているのですが、塗料販売店さんから聞いた話ですと、塗装現場としては何故かこうした下処理工程はほとほんどされていない工程の1つであり、作業する側も知らない人も多く、パテの剥がれのトラブルが起きてから知る人も多いとの事、、。
以前、損保のアジャスター(車の損害を鑑定に来られる保険会社の方)が、プライマー塗装工程を見ている時、この方がプライマーを見てサフェサーと言われた時、言葉が間違えているのか、本当にこれがサフェサーだと思っているのかとても疑問になり、アジャスターにパテ工程の手順を聞いたら、旧塗膜をサンダーで削り落として旧塗膜のフェザーエッヂを取り、脱脂後にパテです???との回答。。。
プライマーはスプレーガンでの塗装になる為、周りをマスキングしてからシリコンオフで脱脂後、素地の金属部に薄膜にてプライマーを塗装してから乾燥機にて強制乾燥させなければいけなくて、こうした一連の作業時間にしますと、小さい面積でも40分程要して確かに余分な手間なのですが、プライマーを塗装したから絶対大丈夫(塗装において絶対はありません)かと言ったらそうではないのではあるのですが、確実に下地としてはしなくてはいけない下処理工程の1つであります。
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Posted on 2010/04/03 Sat. 00:00
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フロントフェンダーとバンパー加工のS2000、サフェサーを塗装してラインと各部のスキ間等の最終確認してます。
こうした作業、成形についてはパテでの作業で、パテ研ぎにおいては手の感覚と一部勘に頼っての形作りなのですが、最終確認はサフェサーを塗装しますとラインや形についての不具合箇所が目で見ての確認が出来るので、ここでの確認で不具合箇所についてはここでの最終手直しとしての形作りで仕上げてます。
加工後の重さについては出来るだけ軽くとの要望については、今回は形作り時からなるべくパテの量を少なくしようとして作ったので、それ程重くもならずフェンダーにおいては、ドライカーボンがベースであった為、とても軽く作れ本人の最終確認も取れてフロント周りについては完成となってます。
S2000のフロント周りの加工を終えて思ったのが、、元々フェンダーについては張り出し感がある形状であるのですが、さらに片側50㎜程度のワイド加工で、フェンダートップ部でのボリューム感がかなり変わり、見た目的にはでかくなり、正面から見ますとカーボンのカナードがヒゲにも見え、偉そうな面がまえに変わってきてますね。
ここまで出来上がってきますと、工場に来られる方々から、この車はフロントだけの加工ですか?とか、リヤもFRPで作るの?とか良く聞かれるのですが、リヤフェンダーの加工においてはノーマルのフェンダーを張り出す作業で、どのようにするのかは又考えます(笑)(笑)(笑)
とりわけ車の向き変えました、、。 |
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Posted on 2010/04/05 Mon. 00:00
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オールペンでの作業中のポルシェ911 、ボディの凹み修理との平行作業で、フロントロアエプロンとボンネットを剥離作業してます。
飛び石キズの場合、キズの深さが浅く数も少ない場合でしたら、素地の金属が露出しないようにペーパーでの研ぎ落としで、新車時の下地を利用しての修理が良いのであるのですが、ボンネットにおいては、飛び石のキズが深くかなりの広範囲で無数にあり、こうした飛び石キズを上面から修理となりますとキズ1コ1コをサンダーにて塗膜の抉れ分を削り落としてパテでの面出しになるのですが、キズの深さが素地の金属まで達している場合は、当然プライマーにての下処理が必要になってくるのと、塗装においても過去に補修歴があり飛び石キズが多い場合、サンダーでの削り落とし作業ですと、最終的にかなりの面積でパテになってしまうので、手間であるのですが今回は新たに下地からの作り直しとして剥離での作業しました。
フロントロアエプロンは、飛び石による塗膜の剥がれ防止目的で新車時にウレタン系のアンダーコートが全面に塗装されているのですが、ここの部分についても飛び石によってアンダーコートが抉れている箇所が無数あったのと、凹みも修理しなくてはならなくて、過去に補修歴はなかったのではあるのですが、修理する上でアンダーコートが邪魔だったので、ここの部分も一旦アンダーコートを含め塗膜すべてを剥離としての作業となってます。
こうした剥離作業、塗膜を剥離した後の処置がとても重要で、手早く適格に下処理しないと何かとのちのちのトラブルの原因となる所で、エッチングプライマー(現塗装において最良最高の下処理プライマーです)にて下処理後、イ-ジーフィラーにて下地を作り、乾燥後に凹み修理箇所はパテでの成形工程となります。
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Posted on 2010/04/07 Wed. 00:00
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先日作り上げた型を使い最終的に使用するバンパーをFRPにて作り上げました。
離型面を綺麗に洗浄してから、コンパウンドで磨き上げて、最後に離型処理後、ゲルコート(一番表面に見えます黒色の所)を塗装してから、ガラス繊維に樹脂を含ませ空気を脱法させながら1枚ずつ貼っていって、最終的に樹脂が乾燥して固まった物体がFRPとなるのですが、こうしたFRPへの貼り込みは、いたって単純作業に思われますが、実作業は空気の脱法が細かい手作業であるのと樹脂が硬化するまでにすべてを終わらせなくてはいけなく、限られた時間内で適格かつ神経を使う作業となり、形が複雑になるほどその分疲れる作業です。
ちなみに、樹脂はパテ同様で、季節におおじた物が主剤としてあり、規定通りの硬化剤配合で45分はゲル化しないようになっているのですが、貼る場所の面積に比例して実際作業、可使時間は長そうで長くなくて、なんか何時やっても時間に追われながらの作業で何回かに分けてFRPを2枚ないし3枚貼っていく工程であります。
硬化後に型から離型させて中から取り除いた状態が写真真ん中で、一番手前にあるのが作り上げた物で、縁のいらない部分のガラス繊維を切り取ってから、最後に各部の穴開けをした状態が写真一番下で、完成となってます。
しかし、夜な夜なの作業で、完成まで1ヶ月かかってしまいました、、、。はぁー |
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Posted on 2010/04/10 Sat. 00:00
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