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最近車の車重軽減目的で、外板パネルにアルミ製が一部使用されているのですが、凹み修理になりますとアルミ素地の場合パテの密着が良くなく、直接パテをしますと修理後にブリスターが発生しやすくトラブルの原因になりやすい部分であります。
基本的には、亜鉛メッキ鋼板同様素地に対して直接パテを付けるのではなく、素地の金属にパテの密着を高める目的でプライマーを塗装してからパテの工程になります。 今回フェンダー凹み修理で作業していますメルセデスの場合ですと、写真一番上が素地のアルミで、その部分をのプライマーを塗装してます。 グレー色になっています部分がプライマーであり、スプレーガンを使用しての塗装となりますので、マスキングしてからの作業となり、薄膜で均等にプライマーを塗装して仕上げる工程になります。 その後は通常通りパテをしての整形であり、写真一番下に写ってます青色が整形用のパテであり、この後仕上げ用の薄付け用パテで仕上げる工程になります。
でも、今回の場合ですと、凹みが生じた時に塗装がひび割れが出てしまったので。塗膜をサンダーにて削り落としましたが、塗膜にひび割れがなければ旧塗膜にペーパーにて足付けしてパテ付けすれば、下地のプライマー等を塗装する必要もないので、アルミの場合ですと旧塗膜をベースでパテ作業した方がトラブルも少なく良い事が多いです。
あと、アルミ製の外板パーツですと、バーナー等で熱をかけての絞り工程が出来ない為に、ハンマーリングが出来る作業が限られてしまうので、基本的には小さい凹み程度しか修理出来ないと考えた方が良く、基本的には新品部品交換と考えた方が良い所になります。
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Posted on 2009/01/10 Sat. 00:00
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